こめ59(@snackpanda_)です。
今回は
子どもから話したくなる「かぞくかいぎ」の秘密
を読んだ感想を紹介します!
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家族会議を始めたいけど、どうやって始めればいいか分からない、という人におすすめの本だよ
目次
あらすじ等
作者:玉居子 泰子
玉居子泰子氏(外部サイトに移動します)は、編集者、ライターで、育児、教育、出産などをテーマに様々な記事を執筆されています。
あらすじ
この本は、親子のコミュニケーションを円滑にする“家族会議”の実践書です。
筆者が行った様々なご家庭へのインタビューをもとに、家族会議の進め方やルールの作り方、議題の選び方など、具体的なノウハウが掲載されています。
ワンオペ育児家庭、ステップファミリー、単身赴任家庭など、さまざまな家族の事例が掲載されているので、多くの人にとって参考になる本だと思います。
感想
家族会議の具体的なノウハウを紹介してくれている良書
我が家でも家族会議を実践していますが、家族会議をはじめる上で一番困ったのは、
「そもそも家族会議って何をしていいか分からない」
ということです。
自分の育ってきた家庭が当たり前に家族会議をしていた家ならまだしも、
多くの人は家族会議をした経験なんてないでしょうし、
家族会議について学ぶ機会もなかったでしょう。
私自身も家族会議を始めるに当たって、家族会議のやり方についてネットでいろいろ調べましたが、参考になる情報がほとんど出てきませんでした。
そんなお悩みにばっちり答えてくれるのがこの本で、筆者が行った様々なご家庭での取材を元に、家族会議のやり方、議題、工夫などがたくさん掲載されています。
さまざまな家庭の事例が紹介されている
さらに、この本の良いところは、事例が充実しているところです。
一口に家族会議と言っても、家庭の環境や家族構成などによって、最適なやり方は変わってくるものだと思います。
本書では、
「小学校1年生の息子とのコミュニケーションに悩んでいるご家庭」
「夫が単身赴任になったご家庭」
「ステップファミリーのご家庭」
「思春期男子を持つご家庭」
など、様々な背景の家庭の家族会議の様子が具体的に描かれているので、参考にできる事例を見つけやすいのではないか、と思います。
我が家でも「ムカオ」の事例を取り入れてみました
筆者・玉居子さんの家庭での家族会議のエピソードに、息子さんが癇癪を起こした時の話があります。
その際、イライラに「ムカオ」という名前をつけて、感情をキャラクターとして可視化することで、感情を客観的に理解しやすくなる、という話がありました。
ちょうど我が家でも、保育園の年中になる息子が同じように癇癪を起こしていたので、
『イライラした時はね、「ムカオ」っていうやつがやってきて、悪さをしてるんだよ』
と、息子に説明してみました。
子どもの癇癪がすぐに治ることはありませんが、時々癇癪を起こした時、
息子『お父さん、どうしたらムカオやっつけられるの?!』とか、
息子『最近ムカオがやってこなくなったかも』とか、
と聞いてきたりして、確かに感情をキャラ化することで、自分の感情を客観視しやすくなるんだな、と実感しました。
総評
こんな本欲しかった
家族会議に関する本で、私が知っているのは、
もひかんさんの、「なんでも解決!もひかん家の家族会ぎ」(外部サイトへ移動します)か、
7つの習慣でお馴染みのスティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣ファミリー かけがえのない家族文化をつくる」(外部サイトへ移動します)
くらいだったりします。
もひかんさんの本は指南書、というよりは家族会議を通したエンタメ的な本ですし、7つの習慣ファミリーは、個人的にはバイブル的に使っている良書ですが、家族会議の導入書としては、ちょっとボリュームが多くて身構えてしまうかもしれません。
本書はイラストも多く、口語体で書かれていて読みやすいので、家族会議の導入書としてはとても良書だな、と思いました。
評価:★★★★★(5点中5点)
家族会議は普段なかなか言えない本音を言いやすくする場ですし、家族の絆を強くするものだと思っているので、本書をきっかけに家族会議をするご家庭が増えるといいな、と思っています。
コメント
本書は「家族会議」をテーマに、具体的な方法や事例を丁寧に紹介した実践書です。家族会議といっても何をすれば良いのか分からない、という悩みにしっかり答えてくれる点が魅力的でした。特に、感情を「ムカオ」と名付けて客観化する工夫は、子どもにも分かりやすく、我が家でも取り入れて効果を実感しました。家庭ごとの状況に寄り添った豊富な事例もあり、導入書として非常に読みやすく役立つ一冊だと感じました。
100%AIでコメント作ってるやん